こむら返りは毎食納豆1パック食べると治る可能性が高い。
寒くなってくると夜に足が引きつるこむら返りが起こりやすくなります。芍薬甘草湯という漢方薬が効く人もいるのですが、芍薬甘草湯には発疹やかゆみといった副作用があります。Tan先生達は、199人の週に何度か夜中にこむら返りの起きる患者さんにビタミン K2 (商品名:メナキノン 7) 180 μg または類似の外観のプラセボ(つまり偽薬)のいずれかを含むカプセルを 8 週間毎日経口摂取してもらいました。その結果、痛みの度合いを表すNLC 重症度の平均値はビタミンk2を飲んだ人の方が偽薬を飲んだ人より明白に改善していました。つまり、週に何度か夜間にこむら返りがある患者さんには、ビタミンK2を1日1回180μg摂取することで症状の改善が期待できます。納豆100gのビタミンk2含有量は165μgですから110gの納豆で180μgになります。納豆の四角いパック1つには40~50μg程度の納豆が入っていますので、むら返りの人は1日に納豆3バック、つまり、朝、昼、晩ごはんに1パックを食べると治る可能性が高いです。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |