戸田整形外科リウマチ科クリニック

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ひざの痛みが長引けば、足の矯正も必要です

変形性ひざ関節症になってO脚変形が強くなると、痛みから逃げるために、脚を内側に回すように歩きます。脚を内側に回すとそれにつられて足も内側に回ります。そのため、足の親指にかかる重心がかかるので外反母趾が強くなり、足の裏の横向きのカーブが押しつぶされます(清水新悟ほか:靴の医学.24: 90-93,2011.)。その状態で我慢して歩いていると、ひざの治療によって膝の痛みが楽になった後にも外反母趾と横軸アーチの低下は残り、それが歩行困難の原因となり、脚の筋力を低下し、ひざにかかる負担が増え、また膝が痛くなるという悪循環が生じます。だから、長い間膝の痛みのある患者さんでは外反母趾や足の横アーチの矯正も必要となります。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝