ひざ痛対策では減量は欠かせない
ひざに痛みが起こるかどうかを大きく左右するのが体重です。肥満体型の人のひざは日常的に強い負担を強いられているので、半月板が割れやすく、破片が横に押し出される距離も長くなります。また、歩いているとき、ひざには体重の約2〜3倍もの重さがかかっています。階段を降りるときではその数値は5〜6倍にまで上昇します。2、3kgほど体重が増えるだけでも、ひざにとっては一大事であることがおわかりでしょう。
とはいえ、やみくもに体重を落とせばいいというわけではなく、いくら減量に成功しても、筋肉の量が減ってはひざの痛みを解消する効果はありません。おすすめのダイエット法は、その日に食べた食事を全部記録し、1日の摂取カロリー量を計算し、反省する方法です。(文章は戸田佳孝:ひざ痛を自力で治す. 大洋図書、2024年より引用。宜しければご購入下さい)解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |