コンピュータを使う時は「私は頭を前に出せない」と呪文をとなえる
イランの医師Nejati先生は次のように書いています。コンピュータの長時間使用はしばしば頭部前方姿勢を引きおこし、その姿勢は、現代社会においてより一般的になっている流行である。頭が前に出るにつれて、重心がずれる。重心のずれを補うために、上半身は後ろに傾き、肩は前方に倒れて、頭が体幹の前方に位置する。その結果、頭の重さを首の筋肉だけで支えなくてはならず、その筋肉が緊張し、慢性的な首の痛みや肩こりなどの症状が現れる（Nejati P, et al. Int J Occup Med Environ Health. 28:295-303,2015.)。このため、肩こりの人がコンピュータを使う時には頭が前に出ていないか常に意識することが大事です。論文の解説：江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝 | 前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |