サプリに頼るのは日本では意味がない。
変形性膝関節症に対してグルコサミンやコンドロイチンなど、テレビでは毎日のようにひざ軟骨の成分を含むサプリメントのCMが流れています。しかし、こうした成分をサプリで摂取しても、胃腸で分解されてしまい、ひざにそのまま届くことはありません。「薄毛の人が髪を増やそうとして、髪の毛を食べるのと同じ」と言えば、いかにおかしいことかよくわかるでしょう。「サプリ大国」のアメリカは医療費が高いため、サプリに頼らざるを得ないという状況にあります。しかし、健康保険制度が整っている日本では、医師に診てもらってもそれほど懐は痛まないはず。高額で効果も不確かなサプリにわざわざ手を出す必要はないでしょう。(文章は戸田佳孝:ひざ痛を自力で治す. 大洋図書、2024年より引用。宜しければご購入下さい)解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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