戸田整形外科リウマチ科クリニック

診察予約・お問合せは 06-6387-4114
受付時間 | 9:30〜12:30(月-土) 15:30〜18:30(月-水,金)

サポーターを巻くと前後左右方向への体の揺れが減る

%e3%82%b5%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%a7%e5%a4%a7%e4%ba%8b%e3%81%aa%e3%81%ae%e3%81%a7%e3%81%af%e7%b7%a0%e3%82%81%e4%bb%98%e3%81%91%e3%82%8b%e6%84%9f%e8%a6%9aスポーツ選手の多くが試合中に、巻く型のサポーターを着けています。サポーターを巻くとひざを意識するようになるので、ひざのまわりの筋肉をうまく使うことができ、痛みが出る横揺れや前後への揺れが少なくなってくるからです。 私の研究でも、27人の変形性ひざ関節症患者さんに重心動揺計に乗ってもらい、30秒間でどれだけ重心が動いたかを測ってみたところ、巻く型のサポーターを着ける前に比べて着けた後では、動いた距離が平均*2・1%も減っていました(戸田佳孝ほか:片側変形性膝関節症患者の両側膝に軟性装具を装着させる意義-重心動揺からの考察-整形外科.61:57-61,2010)。 ですから、ひざに痛みのある人が運動をする際には、ひざの痛みが出る横揺れや前後への揺れを防止するために、スポーツ選手と同じように巻く型のサポーターを着けることをおすすめします。そうすればひざが安定して、痛みの悪化も防ぐことができます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝