上半身の血行促進のために顔面の筋トレをしよう。
高齢者になると上半身の血行障害によって顔面の筋肉が弱くなってきて無表情になり、言葉を発することや飲み込みが困難になってきます。西尾先生はMTPSSE(高齢者の発話と嚥下の運動機能向上プログラム)を行うことによって、末梢の血液循環がよくなり,筋の収縮が容易となり,神経系の協調性が高まると述べています。高齢者の発話と嚥下の運動機能向上プログラムでは顔面の筋肉に対して抵抗性運動を行います。例えば、ラップを使って顎を引き上げならその力に抵抗して口を開けようとしたり、ラップで顔面を押させる力に抵抗しながら唇を突きす運動を各5秒ずつ3回行う運動です(付図3)。いわば、顔面の筋トレです。お試し下さい 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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