貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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予防薬を飲み続けるのは難しい。だから自分で注射をしよう。

服薬アドヒアランスとは、患者さんがどの程度医師の指示どおりに薬を飲んでいるかどうかという意味です。自覚症状の少ない疾患の代表は高血圧症、糖尿病、脂質異常症であり、自覚症状のある疾患の代表は不眠症です。櫻井先生達の解説では自覚症状のない病気に対する薬には効力予期の醸成、つまり「効いているかも」という気持ちが起きなければ、アドヒアランス、つまり毎日服用してくれないと述べています。 最近、いろいろな病気に自宅で打つ注射が使われるようになってきました。例えば、糖尿病のインスリン、関節リウマチへの生物学的製剤、C型肝炎に対するインターフェロンそして骨粗鬆症に対するアバロパラチドです。これらの薬は血液の中の薬の濃度を高く保ってやる方が治療の効果があがります。かといって毎回病院にきてもらうのは負担が多いので自己注射が開発されました。自己注射は少し痛いけれどもアドヒアランスが高くなります 解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝