前回も説明しましたように、人間は2本足で歩くので腕の重さは肩の周りの靱帯が吊り下げています。しかし、40歳を過ぎる頃から肩の周りの靱帯が老化現象で固くなってきて、自分の腕を吊り下げているだけでも炎症が起こってきます。これが四十肩や五十肩です。五十肩になった時地下鉄などで座る時には少しふんぞりかえって座り、鞄などを横腹の上に置き、その上に腕を乗せましょう。そうすれば、腕の重みが横腹に逃げて、肩にかかる負担が減ります3)。。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝