今では信じられない昭和の女性蔑視。
今では大問題になってしまいますが、昭和の時代は「うちの部署に女性社員は要らない。配属するな」と堂々と言う部長がいました。その大きな理由は、管理者の立場から見れば女性がいることで仕事に不平等が生じるのが問題だったからです。昔、女性社員の多い資生堂では子供が居る女性を優遇した結果、独身女性から不公平だという苦情が来ました。また、残業が困難な女性がいた場合、男性社員にかかる負担が大きくなり、管理者としては負担の多くなった男性社員の慰労に努めなければならないので、初めから女性社員の配属を許可していたのです。
ラグビー日本代表と男女共存の職場は似ている。元厚生労働省事務次官の村木厚子さんはロータリーの友2023年7月号でラグビー日本代表チームを例にとって「野球のようにラグビー日本代表も外国人を連れてきただけでは強くならなかった。女性とも長期に一緒に働くことによって、チームワークができてくる」と述べています。実際、ラグビーでは両親および祖父母のうち一人が日本出身である選手は日本代表とするというルールを導入してから君が代を一緒に歌う見た目は外国人の選手も増え、チームの結束も強くなりました。会社も女性社員が増えれば初めは問題が起こるかもしれませんが、乗り越えれば結束が強くなると考えます。
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