低い椅子は腰痛、膝痛、肩こりの素
田中先生達の研究では高さ40cm 台と20cm台から普通。遅く・速くの3つのスピードで立ち上がりをした時のひざと背骨の角度を測定しました。その結果、いずれのスピードにおいて低い椅子では体が前屈みになり、膝が大きく曲がっていました。
またトヨタ自動車の岩村先生達は家庭用ゲーム機に搭載されているモーションキャプチャーで計測したところ椅子の高さを調節する前は70~80度の上腕挙上が持続しましたが、椅子の高さを上げた後は上腕挙上の角度は50~60度となりました。つまり、肩こりの原因となる僧帽筋の運動は低い椅子では増えることがわかりました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |