西村先生達は腰痛が継続して3ヵ月未満の者を非慢性群(21名)、3ヵ月以上腰痛が続いている者を慢性群(40名)に3分間の膝伸ばしと腰回し運動を椅子の上で行ってもらいました(西村愛奈ら;保健医療学雑誌.10: 55-60,2019.)。その結果、3ヶ月未満の人にも慢性の腰痛の人も改善したそうです。その理由は膝のばしによってふくらはぎのゴルジ腱器官から発射される抑制インパルスによって筋肉が柔らかくなることと腰を回すことで骨盤周囲の噛み合わせが良くなることで椎間板へのストレスが減少したと考えられました。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝