児童検診では運動器の問題は心臓や腎臓に比べて高率
帖佐先生達は2007年~2015年までに約54000名の児童を検診した結果、背骨や脚の変形、肘関節の動きが少ない・上肢変形・肩関節挙上困難や歩容異常などの運動器疾患の推定被患率は約 10%であり,これまで健康診断が実施されてきた心臓・腎臓など他疾患と比べ高率でした。なお、しゃたみこみができない児童は7.1%いました(帖佐悦男:The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine.55: 9-13,2018.)。このように児童検診では内科検診より運動器検診の意義は大きいと考えられます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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