再掲載:値段の高い健康シューズを買ってもどうせすり減る
変形性ひざ関節症の患者さんは歩いている時に足が上に上がっていないので、靴を道路にこすって歩くことが多いので、靴の外側がするへることが多いです。よく「本場ドイツで開発された靴」とか「人間工学の研究から作られた靴」というのが、結構高い値段で売られています。しかし、その高価な靴を買ったところで、靴を道路にこすって歩いていると、靴の外側がすり減り、靴のバランスが崩れて効果がなくなります。それよりも、道路にこすることのない靴の中敷き(足底板)で矯正した方が効果があります。例えば、一足3万円の靴が3ヶ月ですり減るのなら、100均ショップで買える靴の中敷きを6ヶ月毎に替えた方がよっぽど膝にやさしいと僕は思います。
だから、膝の痛みには値段の高い靴を買うよりも足底板をまめに入れ替えた方が経済的にも得です。江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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