再掲載:足首バンド付き靴の中敷きはО脚を矯正する効果があるので効く
変形性ひざ関節症でひざの内側が痛くなってくる原因は、О脚変形のためになると体重に対する床からの反発力がすべてひざの内側を通るからです。そこで外側が高くなった靴の中敷きを使えば、床からの反発力が外側にずれてくれます。これが外側楔状足底板(がいそくけつじょうそくていばん)です。
しかし、外側が高くなった靴の中敷きだけを使うと足首が内側に入るだけでО脚は矯正されません。そこで、2000年に僕(戸田佳孝)は、足首バンドで固定すれば、足の裏での矯正力がひざまで伝わるのではないかと考えました。
そのことを証明するために46人の患者さんには足首バンド付き足底板(ソフラウルファーOA)を44人の患者さんにはバンドのついていない従来の外側が高くなった靴の中敷きを8週間着けてもらいました。その結果、足首バンド付き足底板では、足の角度も足首の角度もひざの角度も統計学的に明白に矯正さえましたが、従来のバンドのついていない足底板では、足の角度が矯正されただけでした。この内容は、Jounal of Rheumatologyという国際的に権威ある雑誌に2001年に掲載され、多くの研究者が論文を書く時にこの論文を引用してくれました。つまり、この結果は国際的にも認められた事実と言えます。
足首バンド付き足底板は、(株)竹虎または有限会社戸田メディカルエビデンスhttp://toda-medical.com/でも購入できます
説明:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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