戸田整形外科リウマチ科クリニック

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噛む力が弱くなったら軟らかい食品からカルシウムを摂ろう

75歳の人では噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えるオーラルフレイユが増えてきます。本川先生達の調査では75歳以上の方は噛み応えの高い食品を避ける傾向がありました。多くの人は骨を強くするために小魚を骨ごと食べることが良いと信じています。 確かにわかさぎ70g(4匹)のカルシウム含有量は315mg、オイルサーデン(イワシの油づけ)100g1缶は350mgと多いです。しかし、軟らかい食品でも大豆食品である焼き豆腐半丁には225mgのカルシウムが含まれていますし、乳製品であるヨーグルト200g1カップには240mgのカルシウムが含まれていいます。 75歳以上の1日カルシウム必要量は男性で700㎎ですから1日に豆腐半丁とヨーグルト2カップを食べれば1日に605mgのカルシウムが摂れ、その他の食品に含まれているカルシウムと合わせれば、1日700mgのカルシウムを摂取しています。つまり噛む力が弱くなって固いものが噛めなくなっても大豆食品と乳製品を摂っていれば、骨粗鬆症の予防はできると考えます 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝