国内旅行したいなら股関節の手術は前からしてもらった方が良い
コロナ禍で大きな損害を受けた観光業界を支援するため、政府は「全国旅行支援」を10月11日から始めました。感染対策を徹底しながら観光業界を応援して、地域のにぎわいの回復につながると思います
変形性股関節症で病院に行くと「自分の脚で歩き、健康寿命を延ばすためには、人工膝関節置換術はとても有効な治療法です。また、旅行したくありませんか?」と説明されることがあるかもしれません。
Saito先生達は変形性股関節症などで行われる人工股関節手術を股関節の前を切って入れた人と後ろを切って入れた人の間で術後国内旅行に行けた割合を比較しました。その結果、前から入れた人の方が国内旅行に行けた割合が多かったです。その理由は後ろから人工関節を入れる手術では歩く時によく働くお尻の筋肉を切るからです。骨の変形が強い時は後ろから入れる方が安全ですが、術後も活発に動きたい人はできるだけ前から入れることを希望しましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |