変形性膝関節症があると動かないので心疾患になりやすい。
Athow先生達の研究では10 年以上の追跡調査を行ったすべての研究で、変形性膝関節症があると心臓疾患が起こりやすいという結果がでました。 その理由は膝の痛みによる活動性の低下が間接的に心血管疾患を引き起こすと考えられました。一方非ステロイド系消炎鎮痛剤(代表的な薬はロキソニン、セレコックス)を多く使用していう変形性膝関節症患者ほど心血管疾患になりやすいという結果はありませんでした。すなわち。よほど重症でない限り心疾患のある変形性膝関節症患者さんは非ステロイド系消炎鎮痛剤を飲んで痛みをとって動いた方が良いと僕は考えます。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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