変形性膝関節症に対してはまずは大腿四頭筋を鍛えるのが鉄則。
「天然のサポーター」としてひざを支える筋肉のなかでもっとも重要なのが、太もも前、斜、内、外側にある、4つの大きな筋肉で構成されている大腿四頭筋です。すでにお伝えしたように、大腿四頭筋が衰えると歩くときにひざが曲がってしまいます(7ページ)。この状態ではひざへの衝撃を和らげられません。特に内側に大きな負担がかかり、痛みに悩まされることになります。
ひざに痛みがあって歩くときにひざが曲がっている人は、まずは大腿四頭筋を意識して鍛えましょう。また、脚の筋肉は上半身と比べて加齢による衰えが早く訪れます。まだひざに痛みが出ていない人も、予防のために今から大腿四頭筋を鍛えることをおすすめします。(文章は戸田佳孝:ひざ痛を自力で治す. 大洋図書、2024年より引用。宜しければご購入下さい)解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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