変形性膝関節症に対する再生医療はスポーツ医学から導入された。
多血小板血漿(英語でplate rich plasma,略してPRP)が整形外科領域に導入されたのは 1990年代であり,当初”biological glues” (生物学的糊)と表現されていました。体の傷を治してくれる糊という意味です。例えば、スポーツ選手が靭帯を損傷した場合、その部分にPRPを打ち安静にして靭帯の傷がそれ以上広がらないのために使われていました。
変形性膝関節症にPRPが効く理由。傷ができるとまず、出血が起こり、その血液の中で血症板が破裂し、線維がでてきます。子供のころ、傷口にできたカサブタから糸がでているのを見たことがある人も多いと思います。その糸を造っているのが多血小板血漿(PRP)です。変形性膝関節症の対しては、軟骨の欠損部に線維性軟骨を造ってくれます。つまり荷重によって一部軟骨が欠損した部分にカサブタを造ってくれて、軟骨の修復を早めてくれます。しかし、欠損部があまりに広範囲である場合、PRPだけでは修復できません。したがって、一部欠損している部分はあるが、殆んどの部分で残っている初期の患者さんに適応があると僕は考えています。
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解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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