変形性膝関節症の治療の王道は注射で痛みを止めている間に筋トレをする
古賀先生によると変形性膝関節症に対する手術をしない治療法の基本は薬や注射を使って痛みを除く治療法と筋力強化訓練などで膝にかかる負担を減らし進行を予防する治療法に分けられます。だから根本的な治療法は薬や注射で痛みをとっている間に筋トレで膝にかかる負担をへらし進行を阻止することです。
Liao先生達は)は変形性膝関節症に対する運動療法と関節内注射の併用療法が他の新しく開発された値段の高い再生医療(間葉系幹細胞、多血小板血漿PRP、多成長因子血漿)に比較してどの程度の効果があるかを評価しました。評価には80編の無作為化前向き研究(対象患者6934人)を用いました。その結果運動療法と関節内注射の併用療法は、いかなる新しく開発された値段の高い治療による単独療法よりも治療効果が優れていました。やはり、自分で筋トレをしなければ、いくらお金を積んでも変形性膝関節症はよくなりません。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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