外側が高くなった足底板を着ける時は足首をバンドで固定しよう
変形性膝関節症になるとО脚になってくるため体重が内側にかかり、膝の内側が痛くなってきます。そこで外側が高くなった靴の中敷きを入れると体重が外側に逃げて内側の痛みが和らぎます。
しかし、その時に足首を固定していないと足首が内側に入るだけでО脚は矯正されません。僕達の研究では足底板を着ける前と着けた後で矯正角度と痛みの度合いを比べました。外側が高くなった足底板と足首バンドを着けると、足底でも足首でも膝でも明白な矯正角があり、痛みの度合いも明白に改善しました。一方、足底板だけの場合、足底では明白な矯正角がありましたが、膝ではありませんでした。だから、足底板を着ける時はバンドで足首を固定しましょう。
解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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