外側が高くなった靴の中敷きは日常で着けるよりも運動の時に着けるべきだ
オーストラリアのBennell先生達は、12ヶ月間日常生活でО脚のため膝の内側に体重が多くかかるのを防ぐ外側が高くなった靴の中敷き(外側楔状)を装着した変形性ひざ関節症患者さんグループと平坦な靴中敷きを装着したグループの間で症状的にも構造的にも明白な差はなかったと報告しています(Bennell KL, BMJ. 2011 18;342:disc2912.)。しかし、僕たちの研究ではウォーキングで1日平均歩数を伸ばす数は外側楔状を付けたグループの方が平坦な靴の中敷きをつけたグループより明白にたかったです。つまり、外側楔状は日常生活で着けるよりも運動の時に着けた方が効果があると僕は考えます。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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