貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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女性は握力が強くて少しふくよかな方が骨折しにくい。

前田先生達は40歳以上の94人の女性を対象に転倒して手首の骨を折るいわゆるコーレス骨折の経験のある人とない人との間で身体測定結果を比較しました。その結果、コーレス骨折を経験した人は経験のない人に比べて握力や腕や脚の筋肉量が少なかったです。つまり、握力や筋肉がないと骨折するような転倒をしやすいことがわかりました。女性はいくつになってもスタイルを気になされます。でも雪は踏まれると固くなるのと同じように骨は荷重がかかるほど、つまりある程度体重があるほどカルシウムを沈着させるので骨粗鬆症になりにくいです。女性が骨粗鬆症になる確率は60代で20%、70代で40%、80代で60%です。75歳以上の女性で体重が66kg以上の人と比較して、体重が59kg未満の人は5.7倍、52.5kg未満では15.8倍、低骨密度の危険性が高かったです。だから、ある程度の齢になれば女性は適度に超えている方が骨折しにくいです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝