姿勢の悪さから来る股関節の痛みは治りにくい。
大転子滑液包炎とは骨盤まわりの筋力が低下してくると起こってくる大転子と呼ばれる股関節の外側にある骨のでっぱりの周囲にある滑液包(潤滑性の液体で満たされた袋)に炎症が生じる病気です。滑液包にステロイド注射を打つとすぐに治る人が多いのですが、Foxcroft先生達の調査では仙腸関節痛や腰椎痛などの筋骨格系(MSK)疾患を併発している人では注射を打っても効き目が少なかったです。座っている姿勢の悪さから来ている大転子滑液包炎は仙腸関節痛や腰痛を併発しやすいです。まず姿勢を見直すことが大事です。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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