戸田整形外科リウマチ科クリニック

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寝違えをなめてはいけない。

軽量のネックカラーを着けよう。日本整形外科学会のホームページによると寝違えとは眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、首を動かすと痛みが出る時もあるため、治療法としては痛い方向には首を動かさないことです。 首を動かさないためにはネックカラーが良いのですが、従来の柔軟なネックカラーは目立つし、蒸れるので「寝違えぐらい直ぐに治るわ」と考え、ネックカラーを着けずに悪化する患者さんが多いです。 最近、10枚の板を布でつないだ比較的目立たず、通気性も良いネックカラーが発売されました。僕の研究では10人の寝違い患者さんを17人にはポリウレタン板10枚連結させた折りたたみ型ネックカラーを着けてもらい、19人には従来の柔軟型ネックカラーを着けてもらい、1週間後の治療成績を比較しました。その結果、折りたたみ型は柔軟型に比べ頭を前に倒す時の制限が少なくなっているため1日装着時間が長くなりました。そして生活困難度指数の改善点数は、折りたたみ型の方が柔軟型群に比べて明白に優れていました。寝違いぐらいとなめてかからず、軽量のネックカラーを着けて下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝