戸田整形外科リウマチ科クリニック

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年のせいだと諦めないで。生活習慣で若返られることもある

僕も患者さんについつい言ってしまう言葉ですが、「年のせい」です。しかし、医学の進歩は著しく今まで年のせいと思われていたことが原因がわかってきたことがあります。その代表が高齢者では胃の粘膜が薄くなってくる萎縮性胃炎です。1979年西オーストラリア大学のウォーレン博士は胃炎患者の胃粘膜に小さな曲がった未知の細菌(ピロリ菌)を発見し、萎縮性胃炎の多くは老化じゃなくてピロリ菌が原因であると述べました。依頼、ピロリ菌の増殖を抑えるヨーグルトやブロッコリーを食べることが薦められるようになりました。 胃と同じように粘膜の萎縮が起こってくる場所として声帯があります。平野先生達によると声帯は50歳ごろより萎縮が始まり、声が小さくなり、しゃがれています。その原因は声帯粘膜内で活性酸素が増加するためです。だから活性酸素を抑える抗酸化作用のある食品を食べましょう。大塚先生達によると酸化を防ぐためにはn-3系多価不飽和脂肪酸,葉酸,ビタミンを多く含む果物や野菜,魚などの食品が有効です。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝