年を取るとどうして膝や腰が痛くなる理由は下半身の筋肉が痩せやすいから。
年齢の変化による筋力の低下は上半身より下半身、曲げる筋肉よりも伸ばす筋肉で明らかです。Funato先生達の調査では30歳の時の筋力を100%とした時の70歳の筋力は上半身の曲げる筋肉である肘を曲げる上腕二頭筋の筋力は60%保たれていましたが、下半身の伸ばす筋肉である膝を伸ばす大腿四頭筋の筋力は40%まで減っていました。膝を伸ばす筋力が弱くなると膝が伸び切らず歩くことになるので、床から反発力のベクトルは膝にかかることになり、膝への負担が増え、痛みがでてきます。だから、膝や腰の痛みをふせぐために膝や股関節を伸ばす筋力を鍛えるようにしましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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