貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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年齢の変化で起きやすいめまいと治療法

年齢の変化で起きるめまいの治療法。よく「寝返りをすると、めまいがする」と言って、来院される患者さんがいます。寝返りをしたり、特定の方向を向いたりすると、めまいが起こる症状を「良性発作性頭位めまい症」と言います。原因はなんらかの原因で耳の中の三半規管の中にある耳石が剥がれることです。人間は身体を動かす時、三半規管の根元にある小さな炭酸カルシウムでの塊である耳石が、一緒に動きます。耳石が剥がれると脳に『大きく身体が動いた』という偽の情報が伝わる。実際の体の動きと耳石が伝える情報の間に、不一致が起きて、めまいが発生するのです 加齢以外でも頭を強く打つと耳石は剥がれます。良性発作性頭位めまい症です。城倉先生によるとすべてのめまい患者において、一度は良性発作性頭位めまい症の可能性を疑うべきです。良性発作性頭位めまい症と診断するためには頭位変換眼振検査を行う必要があります。診断されてば失敗を恐れずに、耳石置換療法を試みと良いですと書いています。頭位変換眼振検査とはめまいがする方に頭を傾けると目が揺れる反応です。耳石置換療法とは座った状態から寝転んで、まず頭を反らしながらめまいのする方に頭を45度ほど回転させ、次にめまいのしない方に頭を反らしながら頭が床に平行になるまで回転させて耳石を元の位置に戻してやる体操です。自分一人でもできるのでお試し下さい。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝