座りっぱなしで膝を曲げたままや猫背姿勢を続けていると筋肉が縮まって体前屈ができない。
TAKAHASHI先生達は47人の大学生に背中と太ももの裏に電極を貼り、体前屈を行ってもらいました。その結果、前屈動作の後半で関節が固いグループでは通常グループと比べ、脊柱起立筋および大腿二頭筋の活動時間が長く、30%では大腿二頭筋の屈曲弛緩現象が起こりませんでした。座りっぱなしで膝を曲げたままや猫背姿勢を続けていると筋肉が縮まって体前屈ができないと考えられました。1時間以上座ったら、立ち上がって膝と背筋を伸ばしましょう。昭和生まれ世代では小学校の体力測定にあった立って行う体前屈で指先が遠くまで伸ばせる人を「あなた、体柔らかいね」と言っていました。でも体前屈で指先が遠くまで届くのは背骨や胴体ではなく骨盤です。だから、体前屈が上手い人には「あなた、骨盤がよく動くから腰痛になりにくいね」というべきでした。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |