御長寿のペットへのプレゼントはグルコサミンが良いかもしれません
2月22日は「ににに」で猫の日です。ノースカロライナ州立大学の調査チームは痛みを感じ動きに支障がある変形性関節症の40匹の猫の中で20匹にはグルコサミンなどの入ったキャッツフーズをもう一方にはそれらの入っていないフーズを9週間食べさせました。その結果、グルコサミンなどが入っていないフーズを食べていたグループでは活動性が明白に低下したのに対し、グルコサミンなどが入ったフーズを食べたグループでは逆に活動性が増加したと言います。
グルコサミンのブームのきっかけとなったのは、1998年有名なコラムニストBrondyさんがニューヨークタイムス誌に走らなかった愛犬がグルコサミンの入った餌を食べたら、元気に走るようになった。自分も同じ餌を食べたら膝の痛みが楽になったと書いたことでした。しかし、その後Brondyさんは人工膝関節の手術を受けています。間なら理解できる治療のために痛みと伴う注射や疲れる筋トレの必要を犬や猫は理解してくれませんので、グルコサミンを餌に混ぜる必要がありますが、それを真似する必要は僕はないと思います。
解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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