
Li先生達は変形性ひざ関節症の患者さんに対するヒアルロン注射の中に膝の炎症を和らげるステロイド剤を混ぜて注射する注射単独群とそれにデュロキセチンを飲んでもらうデュロキセチン併用群で治療効果を比較しました。その結果、6ヶ月間の観察でデュロキセチン併用群では注射単独群に比べて痛みの重症度評価とWOMAC日常生活重症度数数が著明に改善しました。つまり。変形性ひざ関節症の痛みが続いているとうつ状態になっていき、痛みに関するセンサーにも異常が起こるからサインバルタが効くのだと考えられます。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝