手の中にいるミミズが虫様筋。
手の指と指の間には虫様筋という筋肉があります。この筋肉は長時間指の付け根の関節(MP関節)を曲げている動作。例えば弦楽器の演奏や執筆活動をしていると凝ってきます。細長い形の虫様筋のどこが虫なんだろうと思われるかもしれませんが、虫様筋はlumborical mescleですので、語源はミミズの形をした筋肉という意味だと思います
虫様筋を働かせて指の付け根の関節(MP関節)を曲げて、そこから先の指の関節を伸ばしている状態が長く続くと、バネ指と言って、指を伸ばす時にパッキっとひっかかる腱鞘炎が起こってきます。逆にMPを曲げなければ、手をいくら使ってもばね指は発症しません。だからバネ指の人はできるだけ指の付け根の関節を伸ばすようにしましょう。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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