整形外科で打つ注射は痛み止めではなく動作恐怖症をなくすために打つ。
多くの患者さんは「局所注射は痛いし、ただの痛み止めでしょう?」と行って注射を受けることを拒否します。Uzuner(ウズネル)先生達は癒着性関節包炎(つまり重症の五十肩)の患者さん31名には注射と運動療法を併用し、30名には運動療法のみを行いました。その結果、注射を併用したグループの方が運動だけのグループよりKinesiophobia(キネシオフォビア)、和訳すると「動作恐怖症」、つまり痛みや再負傷への恐怖から身体を動かすことを過度に避ける心理状態に関する指数の改善が明白に優れており、機能回復の改善も明白に優れていました。つまり、五十肩に対する注射は痛いから動かさない、動かさないから癒着する、癒着しているから痛いという悪循環を断ち切るために打つのです。決して痛みを止めるだけの目的ではありません。
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