戸田整形外科リウマチ科クリニック

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日本人がカルシウム不足なのは乳製品が少ないからではなく水が良いから。

「日本人にはカルシウムが不足しているからもっと乳製品を食べましょう」と言われています。しかし日本人と欧米人のカルシウム摂取量の違いの一番の原因は飲んでいる水が硬水と軟水の違いです。1リットルあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量で、硬度120mg以上が硬水、120mg未満が軟水とされています。 緒方先生の研究では骨粗鬆症を起こす動物にミネラルウォーターを飲ますグループとカルシウムを多く含む食品を食べさせるグループに分け、3ヶ月後の骨密度を比べました。その結果、ミネラルウォーターを飲ませたグループの方が骨密度が上昇していました。以上の結果からヒトの骨粗鬆症発生抑制に重要なカルシウムの摂取形態は固体型(分子型)より液体型(イオン型)の方が血中・骨中カルシウム濃度の維持に有用だと報告しています。つまり、骨粗鬆症に対するカルシウムは食品より飲み物で摂った方が吸収が良いといえます。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝