最近のスノーボードをする前には立ちバードドックで鎖骨骨折予防
平昌冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢選手が銀メダルをとりました。我が国のスノーボード人口は,この10年間で540万人から240万人へと約6割減少しましたが、ジャンプ,キッカー,ハーフパイプなどの高度なスノーボードをする人は増えています。そのため、スノーボードによる骨折の種類も変わってきました。尾崎先生らの調査では、10年前は手首の骨折が一番多かったですが、最近は鎖骨の骨折が一番多かったです(尾崎猛智ほか:JOSKAS.41:1079-1083,2016)。つまり、手足の骨折から体幹の骨折に1位が変わりました。体幹の骨折を防ぐためには神経・筋コントロール運動が良いです。このため、準備体操として雪の上で左右反対の手足を伸ばすバードドックを立ったままするのが良いと思います。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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