最近の分析法でも骨粗鬆症の人は変形性膝関節症になりにくい。
昔は太っている人は軟骨に負担がかかるので変形性膝関節症になりやすい。やせている人は軟骨に負担がかかりにくいので変形性膝関節症にはなりにくいが骨が弱くなるので骨粗鬆症になりやすいので変形性膝関節症と骨粗鬆症は逆の病気だと言われていました。しかし、その後、骨粗鬆症になると軟骨の下の骨が弱くなるので変形性膝関節症になりやすいという説がでてきました。Lin先生達は最近の遺伝子研究の成果に基づく「メンデルランダム化」と呼ばれる手法を用いて、変形性膝関節症と骨粗鬆症の関係を調べました。その結果、昔の考えと同じく骨粗鬆症がある人は変形性膝関節症や股関節症になりにくいという関係がありました。肥満もたまにはいいこともありますね。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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