平松先生達の研究では脳梗塞の後、片方の足が不自由になった方(片麻痺)では麻痺している方の踵の骨では骨粗しょう症が進行するのは、歩き方(歩容)が変化するからであることを証明されました(平松和嗣久ほかリハビリテーション医学.37: 98-102,2000.)。つまり、片麻痺でない人でも摺り足や前屈みであるいていると歩容が悪くなり、踵の骨の骨粗しょう症が進行する可能性が高いです。だから、歩く時はできるだけ踵を挙げて、背筋を伸ばして歩きましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝