水と衛生を保つためのバイオガストイレ。
バイオトイレとは、バイオ(微生物)の力で排泄物を、水と炭酸ガスに分解消滅させる環境にやさしいトイレです。水を使わない、汲み取りが不要、いやな臭いがしないトイレですので、下水道が行き届いていない登山道、汲み取りトイレのいやな臭いや汲み取り作業の煩わしさに困っている地震の被災地などで、便利にお使いいただけます。
山岳部のネパールでは水が乏しく水洗トイレが設置しにくいです。2010年東京恵比寿ロータリークラブではネパールのトイレを使ってバイオガストイレを50基設置しました。バイオガストイレは排泄物から肥料と可燃性ガスを取り出せシステムです。取り出したガスはコンロにつないでガス調理に使ったり、発電機に繋ぐと電気も起こせます。2011-12年度には東京恵比寿ロータリーが30基、奈良大宮ロ一夕リーが10基、東京杉並ロータリーが2基のバイオガストイレをネパールに設置しました。水のない環境を改善することが最も大事ですが、利用することもできるという例だと思います。皆さんがロータリークラブの活動に興味を持っていただけると幸いです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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