国内のある研究室の調査では、肥満した本人に直接生活習慣の指導をした15人とその配偶者に間接的に生活指導した24人の2年後に体重を調査しました(松尾知明ほか:体力科学61: 393-402,2012)。減量前の体重の10%減を1年間維持できた人を減量成功者としました。その結果、減量成功者の割合は、直接指導したグループでは20%でしたが、間接指導グループでは夫に指導した人の12.5%、妻に指導した人の29.5%でした。つまり、減量を維持するには、配偶者が目を光らせることが重要だとわかりました。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝