湿布は高齢者の皮膚乾燥の一つの原因
昔は観光地で良く孫の手を売っていました。若い頃はまごの手なんて誰が使うのかと思っていましたが、年齢を重ねる毎に背中が乾燥して痒くなり、孫の手が必要になってきます。
常深(つねみ)先生達の調査では施設に入所している高齢者を診察している1000人の医師に応えてもらいました。その結果、皮膚の乾燥や痒みがあるお年寄りの割合は37.0%もいました。その原因の一つは湿布でした。なぜなら湿布を剥がす時に保湿層も剥がれるので乾燥肌になり、かゆみがでるからです。湿布を使用していた高齢者の割合は17.5%でしたが、その中で22.7%に皮膚症状がでていました。湿布を全身にベタベタ貼るのは辞めるようにしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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