1+1=2ですから片方だけの変形性ひざ関節症の人より両方の変形性ひざ関節症の患者さんの方が生活が不自由なような気がしますよね。米国デルウエア大学のMarmon先生は84人の片方だけの変形性ひざ関節症患者さんと 68人の変形性ひざ関節症患者さんの間で椅子から立ち上がり歩く速度や階段を登るテストなどを比較しました(Marmon AR et al. Arthritis Care Res. 65:406-13,2013)。その結果、片方でも両方でもこれらの評価は変わりませんでした。不思議なものですね。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝