戸田整形外科リウマチ科クリニック

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空き缶を膝の裏でコロコロ転がすと膝の痛みが和らぐ

ふくらはぎの筋肉が硬くなってくると膝や股関節が曲がったままで伸びにくくなってきます。膝を曲げたままで歩いていると床からの反発力が股関節や腰に逃げずに膝の軟骨にかかる負担が増えてきます。朝日大学村上記念病院の塚原先生ら(塚原隆司ほか:JOSKAS.42:160-161,2017)は15人の変形性膝関節症の患者さんに、足を内側に捻り、直径7cmの円筒(海苔缶かお茶の缶、それが無ければ殺虫剤の缶)を膝の裏の内側に当たるように敷き、2分間転がすと膝がよく伸びるようになり、10mの歩行時間が短くなり、膝の痛みの度合いが和らいだと報告しています。膝の裏の内側を押さえて痛む時は試してみる価値があると思います。論文の解説:江坂の整形外科診療所、戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝