戸田整形外科リウマチ科クリニック

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筋肉への電気刺激は筋トレの準備運動として役に立つかも知れない

新型コロナのステイホームで運動不足の方も多いと思います。今回も関西医療大学の増田研一先生に教えてもらいました。筋肉は自分で動かさないと太くならない。電気で動かしても筋肉は付かない。↓そんな楽して筋肉が付けば、ボディビルダーの方々に怒られてしましますよね。 増田先生は40年前に医学部浪人をしている時に太ってからずーと毎日筋トレをしているそうです。でもじっくりと筋トレをする時間がない時にはスクワットとチニング(懸垂)だけするそうです。その時の注意点ですが、 鍛えたい筋肉を意識して、正確なフォームでゆっくり行うことだそうです。こだわるのは回数でも負荷でもなく、パンプアップです。パンプアップとは心地の良い筋肉の灼熱感や張った感じであり、良い意味での筋線維の損傷が得られた状態と考えています。 パンプアップと自分が感じる状態では筋肉の中の乳酸値が上昇しだした状態です。渡邊先生達の研究では負荷を使わないスクワットなだの運動をゆっくりと(スローに)行った際の主働筋の活動動態および乳酸応答を検討しました。その結果、血中乳酸濃度の上昇は普通のスピードで行った時よりスロー法の時に明白に高くなったそうです。つまり、回数や時間は少なくて良いのでゆっくりと丁寧にトレーニングした方が筋肉は着きやすいと考えられます 丁寧にトレーニングするためには、鍛える筋肉を電気刺激で意識しておいてからその筋肉にパンプアップを感じるまで筋トレすれば、負荷や回数にこだわらずに効果的な筋トレができるかもしれないと僕達は考えています。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝