貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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精神科医のサインだけで裁判なしで拘留される可能性が誰にでもある

東京都八王子市の精神科「滝山病院」の看護師が2月に患者への暴行容疑で逮捕されました。滝山病院の朝倉院長が以前院長を務めた朝倉病院では、連続不審死や身体拘束、診療報酬の不正請求の末の健康保険の取り扱いを禁止される“前科”がありましたしかし、再び保険取り扱いを認められ、滝山病院の院長として活動していました。僕は保険医取り消しが本人による再申請で取り戻せるなんておかしい制度だと思います 井原先生の解説によると今から70年以上前の吉田茂首相時代にできた精神衛生法によって自分や他人を傷つける可能性のかる患者を拘束して入院させる拘置入院が認められてきました。この拘置入院は精神科の指定医が用紙の「要措置」欄にマルを付けるだけで行えます。 なぜ、この精神衛生法は改正されないのでしょうか?その一つの理由は警察官にとってこの「警察官職務執行法&措置入院」というペアは重宝されているからです。逮捕状を取らなくても身柄を確保でき、しかも、措置入院させてしまえば裁判にかけなくても拘留することができるからです。暴行・傷害・殺人のおそれがあっても、その人が精神障害だという理由をつければ、病院に押し付けることができます。つまり、誰でも裁判なしに拘束される危険性があるのです。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝