戸田整形外科リウマチ科クリニック

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老化の原因は炎症の繰り返し。だから炎症を和らげるような食品を食べよう

Miyata先生達(Proc Natl Acad Sci 31;118:e2025647118. Doi,2021)の研究では加齢に伴い体内に蓄積した老化細胞はさまざまな炎症性タンパク質を分泌し、細胞老化随伴分泌現象をおこすことで、周囲の組織に炎症や発がんを促すことがわかりました。だから、高齢者になってからは炎症を抑えることが老化を防ぐことに大事です。 炎症は新生血管の増加といって老化して血管壁が弱くなった毛細血管(新生血管の増生)が増えることによって炎症性タンパクが周囲に漏れ出ることでも悪化します。例えば、糖尿病などで目の表面に新生血管ができると目が炎症を起こして充血してきます。すると目の膜が老化してきます。老化した膜には新生血管ができやすくなり、また炎症が起こります。 不完全な毛細血管の新生を抑えてくれるのがアブラナ科の野菜に多いスルフォラファンです。スルフォラハンはブロッコリー(特に新芽のスプラウト)、•白菜、•大根、•キャベツ、•カリフラワー、•ケール、•菜の花、•芽キャベツなどに多く含まれています。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝