戸田整形外科リウマチ科クリニック

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肥満の人の腰痛予防には四股ふみが良い。でも、それでははまりすぎなので水平足踏みをしよう

ふとっていると腰部にかかる負担が大きいので腰痛になるのが心配ですよね。国内のある大学の研究では肥満している人の腹部のCTの断面図を調べてみました。その結果、内臓脂肪の面積が大きく、かつ大腰筋の面積が小さい人で腰痛が多かったそうです(中村英一郎ほか:日本整形外科学会雑誌84: 440-445,2010.)。つまり、内臓脂肪が多くても股関節をつり上げる筋肉である大腰筋を鍛えていれば、肥満していても腰痛にはなりにくいのです。お相撲さんは肥っているのに腰痛になりにくいのは四股を踏んで大腰筋を鍛えているからだと言われています2)。でも、肥満した人が四股を踏むと「部屋に入るんですか?」などとからかわれるでしょう。だから、替わりに水平足踏みで大腰筋を鍛えましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝