肩こりに麹甘酒が効くが、お酒のイメージがある
今日は3月3日ひな祭りです。ひな人形に出てくる左大臣は右大臣よりも官位が上です。 平安時代の日本では右よりも左が上位でした。それに対して古代中国(漢)では右が上位だったといわれています。 その名残が「左遷」という言葉です。 右から左に遷されることが大きなマイナスだったからです。あと、「右に出る者はいない」という言葉も右の方が上位であるという名残ですね
「うれしいひなまつり」という童謡に「少し甘酒めされた赤いお顔の右大臣」という歌詞があるので、甘酒にはアルコールが含まれているイメージがあります。確かに酒粕から造る甘酒にはアルコールが1%ほど含まれています。しかし、麹(こうじ)甘酒は“酒”という文字がつきますが、アルコール成分は含まれていません。肩こり患者さんに麹甘酒を勧めると「私はアルコールがだめなんですね」とおっしゃる方がいますが、ご安心下さい。
解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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