肩甲骨が痛むと思っていたら第1肋骨の疲労骨折かも
中嶋先生達はウェイトリフティング選手のメディカルチェックを行い, 49人中21人(42.9 % ) に第1肋骨疲労骨折を認めました(中島大介ら:整形外科と災害外科.66: 568-570,2017.)。つまりウェイトリフティングで知らず知らずのうちに骨折している人が多くいます。さらに、痛む部分については第1肋骨部でなく肩甲部痛であったとの報告もあります(内田繕博ら: JOSKAS, (3 ) : 789ー793 , 2013)。だから、スポーツをしていてなんか肩甲骨の周りが痛ければ、第1肋骨の撮影(レントゲン撮影カメラを上から15度と30度では鎖骨と鎖骨下動 脈溝が離れ,骨折線が見えやすくなる)をしてもらいましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |