戸田整形外科リウマチ科クリニック

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背骨の変形を矯正する手術後は水平足踏みで股関節の筋肉を柔らかくするべきです

腰部脊柱管狭窄症になると腰を前屈みにした方が神経の管が広がるので、腰を曲げる癖がついています。腰を曲げていると腰と太ももを結んでいる大腰筋という筋肉が縮んでいます。手術をすると背骨が真っ直ぐになりますが、筋肉は縮んだままです。国内のある大学の調査では、手術して骨が真っ直ぐになった患者さんでは縮んだ大腰筋に引っ張られて手術していない骨に負担がかかっていました(井川達也ほか:臨床バイオメカニクス37:91-95,2016)1)。だから、股関節を曲げる訓練をして大腰筋を柔らかくしましょう。方法は太ももを水平になるまで足踏みをできるだけ早くおこないましょう。20秒間に水平足踏みできる回数の標準は70歳代では、男性で32回、女性で29回です。64歳以下では男性38回、女性は35回です。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝